中古住宅のまとめ! 中古物件のメリットとデメリットと感想
「中古住宅」とは、誰かが住んでいた家のことを言います。
ちなみに、「注文住宅」と「建売住宅」は、一般的に「新築の家」のことを言うのですが、誰かが一度住むと、注文住宅で建てた家も、建売で建てた家も、それらは、「中古住宅になる」ということですね。
ダメ馬は最初、注文住宅で家を建てる形で進めていたのですが、「注文住宅にこだわらなくても良いのではないか」と思い、途中で、建売や中古を含めて、家を探していきました。
そして、実際に、中古住宅もいくつか家の中に入って、見てみましたよ。
その経験で、中古住宅について、分かったことや気づいたことなどがあるので、ここでお伝えしますね。
中古住宅のメリット
中古住宅のメリットは、やはり、「新築よりも値段が安い」ということです。
家というのは、時間が経つと価値が落ちていきますし、誰かが住んだ家というのは、それだけで価値が落ちるものです。
だから、新築に比べると、中古というのは、値段は確実に安くなります。
また、中古住宅は、実際にその家を見てから、家を購入するかどうかを決められることもメリットです。
中古住宅というのは、実際に誰かが住んでいた家であるため、家の中がけっこう傷んでいる場合もあります。
家の中に入って、家の状態を確認してから、買うか・買わないかを決めることができるところが、中古住宅のメリットです。
でも、中古住宅というのは、たまに、住人がまだ住んでいる場合もあるのですよね。。。
ダメ馬も、住人がまだ住んでいる状態で、家を見させてもらったことがあるのですが、家具が置かれている状態だと、ちょっと分かりづらいですし、あまりよく見ることもできませんでした。
もちろん、その家に住んでいる住人さんとしては、「誰かに買ってほしい!」ということで家を売り出しているので、家の状態などをじっくり見ても良いのですが、
中古住宅の場合は、「たまに、まだ住人が住んでいる状態で売り出されていることもある」ということを知っておくと、良いかもしれませんね。
あと、中古住宅の場合、住んでいる人は一般の人であるため、価格交渉をすることで、値段を下げてくれるケースがとても多い です。
そもそも、中古住宅を売り出す場合、「売値(販売価格)」というのは、家を売る人が、自分で決めることができます。
そして、家を売る人は、「できるだけ高い値段で買ってもらいたい!」と思うものなので、少し高めの金額で、売り出すことが多いのですよね。
だから、中古住宅の場合は、「その値段で買わなければいけない」ということではなく、価格交渉をすることで、値段を下げてくれるケースが多いということを、知っておいてください。
もちろん、状況にもよりますけど、100万円から200万円くらいは、値段を下げてくれることが多いですよ。
実際に、ダメ馬の両親も、中古物件を売り出したことがあったのですが、そのときは、少し高めの「3,680万円」という金額で売り出していました。
両親は、「買ってくれる人がいるなら、3,400万円まで下げてもいい!」と言っていましたけど、購入希望の人から、「3,600万円に下げてくれませんか?」と言われて、喜んで値下げしていました。
中古物件というのは、売る側の人は、「早く買ってほしい」と思って、売りに出している人がけっこう多いので、もちろんすべてではありませんが、価格交渉をすることによって、値下げしてくれることがとても多いというのが、中古物件のメリットだと思います。
中古住宅のデメリット
一方、中古住宅のデメリットとしては、「状態の良い中古住宅はほとんどない」ということです。
これは、ダメ馬が実際に探してみて、よく分かったのですが、売り出される中古住宅で、状態の良いものって本当に少ないんですよ。
ダメ馬は、中古住宅も、けっこう長い期間、探し続けたのですが、状態の良い中古住宅は、1つも見つけることができませんでした。
そもそも、中古住宅で築浅のもの(たとえば、築5年など)って、ほぼ出てこないのですよね。
住宅ローンを組んで、家を買って、住んで5年くらいで売り出す人が、そもそもいないからだと思います。
ちなみに、中古住宅で、築10年くらいのものであれば、たまに出てきます。
ダメ馬も、築11年の中古住宅で良さそうなものを見つけて、実際に見に行きましたからね。
でも、中古住宅って、住んでいた人によって、家の状態は全然違います。
ダメ馬が見に行った築11年の中古住宅は、雨漏りもしていましたし、ウッドデッキはボロボロで、キッチンの状態も、とても悪かったです。
「住んで10年で、こんなになっちゃうのか・・」と、けっこう衝撃を受けたのですが、家の外観(外から見た感じ)では良かったとしても、家の中の状態が、あまり良くないものも、実際にあるということです。
(住んでいた人が離婚して売り出した物件みたいで、壁に穴も空いていました・・)
そして、水回り(トイレやお風呂、キッチンなど)を全部リフォームした場合、300万円から500万円くらいのリフォーム代がかかります。
中古住宅というのは、住む前に、リフォームすることがほとんどですが、水回りの状態が悪いと、リフォーム代はかなりかかることを、覚悟する必要があります。
もちろん、築20年くらいで、状態が比較的良い中古住宅も、あると思うのですが、やはりちょっと古さがありますし、家の内部(床下や壁の中など)の状態も分かりません。
だから、中古住宅というのは、本当に難しいと思いました。
ダメ馬が探した感覚では、「買っても損するな」と思ったものばかりで、良いと思うものは、1つも出会うことができませんでした。
インターネットで中古住宅を探すと、築30年や築35年などがとても多くて、これだけ築年数が建っていると、解体して、「注文住宅」で家を作ることが、現実的かもしれません。
中古住宅のデメリットは、「状態の良い中古住宅はほとんどない」ということと、リフォームしたとしても、リフォーム代がかなりかかるため、築年数を考えると、「結局、新築の家の値段とほとんど変わらなくなってしまう」ということです。
中古住宅というのは、選ぶことが本当に難しいと、ダメ馬は実感しました。
中古住宅の結論
中古住宅は、値段が安いということが、大きなメリットです。
実際に、家というのは、「住んだ直後に価値が1割から2割くらい落ちる」と言われているくらいなので、新築の家と比べると、かなり安い値段で購入することができます。
ただ、実際に中古住宅を探してみると、良い中古住宅って、ほとんどないのですよね。
築5年くらいの中古住宅は、ほぼありませんし、あるのは、築10年から20年くらいの中古住宅がほとんどになります。
そして、築10年くらいの中古住宅を購入して、リフォームをするのであれば、新築を買ったほうが良いと思うのですよね。
戸建ての中古住宅というのは、本当に難しくて、そもそも良いものが少ないですし、リフォームの費用と築年数を考えたら、結局、新築を購入するのと、ほぼ変わらない金額になってしまうということです。
実際に、家というのは、10年くらいに一度、大きな修繕を行った方が良いので、築10年くらいの中古住宅を購入すると、修繕費やリフォーム代で、けっこうなお金がかかりますよ。
そのお金を考えるなら、「新築で買った方がトクなのではないか?」というのが、ダメ馬が実際に中古住宅を探してみて、思った感想です。
もちろん、良い中古住宅が見つかれば良いのですが、家の中身(床下や壁の中など)の状態がなかなか分からないので、もし中古住宅を購入する場合は、しっかりと見た上で、購入されることをおすすめしますね。
なお、築30年くらいが建っている中古住宅の場合は、リフォームをするのではなく、解体して、新しく家を建てたほうが良いです。
インターネットで調べると、築30年くらいの中古住宅はとても多いのですが、それは、中古住宅ではなく、「土地を売り出している」と思ったほうが良いですよ。
だから、その中古住宅が建っている場所が良ければ、売主さんに、「新しく家を建てたいので、更地渡し(建物を解体してもらう)にしていただけませんか?」と交渉して良いと思います。
もしくは、「家の解体が必要なので、解体費分を値引きしてもらえませんか?」と言っても良いですよね。
↑建物を解体して、「更地」にしてもらう
築30年くらいの中古住宅であれば、売主さんも、「そのまま住むことは難しいだろうな」ということは分かっているので、このくらいの交渉であれば、飲んでくれることがほとんどです。
どちらにしても、中古住宅というのは、売主さんは、「買ってもらいたい希望の金額」で売り出しているので、その金額で買おうとしないで、必ず値引き交渉はするようにしましょう!
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